移動ロボット,ヒューマノイドロボット,人工知能,ヒューマンロボットインタラクション,群知能ロボットシステム,自動化,最適化,生産システムなど

知能ロボット・システム工学(星野)研究室のホームページ

研究室紹介

研究室の概要

分散知能システム工学研究室知能ロボット・システム工学研究室は,2012年9月1日に発足した新しい研究室です.2019年4月1日より,名称を分散知能システム工学研究室から知能ロボット・システム工学研究室に変更しました.発足当時は,ロボティクスに拘るつもりがなかったのですが,蓋を開けてみたら,全ての研究テーマがロボティクスと人工知能に深く関連するものばかりだったためです.発足当初とは異なり,15人を超す大所帯となりましたが,上下間でのヒエラルキーは作らず,各人が独立して研究を遂行できるような構成となっています.研究に取り組むにあたり,ひとりひとりに時間をかけ丁寧に接っするよう心がけていますが,自ら考え自立的に研究に取り組み,学生間での切磋琢磨から知識と技術を身に付けてもらいます.

宇大でもやれる!宇大生でもできる!積極的に学会へ参加し,自らの研究成果を発信することを推奨しています.最近では受賞も多数あります.

研究テーマ

当研究室では,「Better Robotics, Better Life」をスローガンに,ロボティクスと人工知能をメインテーマにしています.Model-basedなものからEnd-to-End学習まで,研究内容は多岐にわたります.前者が従来の数理モデルをベースにしたアプローチ,後者が近年注目されている深層学習(Deep Learning)をベースにしたアプローチです.本学には,平成28年度文部科学省補正「地域科学技術実証拠点整備事業」に採択され,ロボティクス・工農技術研究所(REAL: Robotics, Engineering and Agriculture-technology Laboratory)が設立されました.そこで,REALを通じて,開発した技術を社会へ還元するための実証にも取り組んでいます.右の写真はREALの建物外観です.

研究内容

詳細に関しては,研究内容のページをご覧ください.

ロボティクスは基本,コンピュータサイエンス(Computer Science)と言って,計算機科学,つまり数理モデルとシミュレーションをベースにした理論・ソフトウェア研究と,動くロボットを作るメカトロニクス的なものづくり・ハードウェア研究の二つに大別できると考えています.当究室では両方とも取り組みますが,星野本人の得意分野は前者です.

研究とは,分からないことを明らかにすること.そして,結論(結果)までの筋道をつけたらそれを論理的に一般化・普遍化(理論化)することです.またその際,工学にとっては,確かな再現性も重要となります.これらのことを念頭に置いた,そして面白い研究を行っています.

世の中の役に立つ研究

大学での研究は,最先端で面白い反面,ともすると「それって何の役に立つの?」とか「何のための研究なの?」と言われてしまうことがあります.かく言う私も以前,ある大学の超大物先生に「それは学者の学者による学者のための研究だ」と指摘されたことがあります.そうならないためにも,現実的かつ具体的な目標を持った上で研究に取組む必要があります.

これまで,企業との共同研究を通じて,社会に還元し得るロボティクス研究に従事することができました.この経験は,自分自身の研究活動に大いに活かされています.また,その甲斐あってか,産学の共同研究に従事する機会にも恵まれました.今後,企業との産学連携や学際的な研究・技術交流の重要性が高まることは明らかです.したがって,これらの活動を通じて,世の中の役に立つ研究や新技術を,宇都宮大学から発信できたらと考えています.

開かれた研究室

学部1~3年生の皆さん,当研究室は皆さんにも開かれています.研究や研究室に興味があるという方,大歓迎ですので遊びにいらしてください.他大学の方も,アポイントを取っていただいた上で来て頂ければ,見学は自由です.オフィシャルにとはいきませんが,早い段階から研究室に顔を出し,その分野の知識や技術を身につける訓練をするのもいいですよ.

3年生の後半ともなれば,自由な時間が作れることかと思います.自分の趣味に費やすことも重要ですが,就職活動や大学院への進学を考えると,早くから卒業研究に取組むのもの,大学(院)生活を集大成するのにはいいかもしれません.

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