最近、ニュースや新聞などでファインバブルという言葉がよく聞かれます。
ファインバブルとは、 直径が数十μm程度の小さな気泡のことで、マイクロバブルとも呼ばれています。この非常に小さな気泡は、現在さまざまな研究によって通常の大きさの気泡とは違う特異な性質を持つことが明らかになってきました。
最近、ニュースや新聞などでファインバブルという言葉がよく聞かれます。
ファインバブルとは、 直径が数十μm程度の小さな気泡のことで、マイクロバブルとも呼ばれています。この非常に小さな気泡は、現在さまざまな研究によって通常の大きさの気泡とは違う特異な性質を持つことが明らかになってきました。
ファインバブルは、通常の気泡には無いさまざまな特徴を持っています。
現在、その性質を活かしてファインバブルは工学だけでなく農・林・水の各種産業や
医学の分野でも応用がされており、その応用の例を以下に紹介します。
◎ 環境分野への応用
… 水環境改善(溶存酸素量の増加、活性化作用など)による海産物の育成促進。
◎ 医療分野への応用
… 薬剤を内包したファインバブルを患者の血管内に注入し薬剤を患部まで運ぶ。
◎ 船舶分野への応用
… 船舶の運航時、船底にファインバブルによる気相を作ることによって船体にかかる抵抗を軽減する。
◎ 人体への活用
… ファインバブル風呂にすることで、人体の血流の増加や体温上昇がより効果的になる。
私たちの研究室ではこのファインバブルについて研究しており、発生方法や気泡特性についての研究、工学的な応用へ向けた研究、また筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構(INTERNATIONAL INSTITUTE FOR INTEGRATIVE SLEEP MEDICINE)と共同で医学分野への応用を目指す生理的効果の研究などを行っています。
2024.7.21 鈴木湧人君 受賞
鈴木湧人君(博士前期課程)が,ベストプレゼンテーション賞を受賞しました。