スキージャンプは飛距離を点数化した「飛距離点」と飛行時、着地時の姿勢の美しさを点数化した「飛型点」の合計を競う競技です。スキージャンプにおいて飛距離を伸ばすことは最重要であり、公平性のために選手が使用する道具には厳しい規定が設けられています。
その中でも選手が着用するスーツには多くの規定がありますが、その一つに空気通気量の制限があり、差圧10mm水圧下で40 L/m2/s以上と定められています。しかし、スーツの空気通気量がスキージャンプにおいてどう影響を及ぼすかは明らかになっていません。
筑波大学、東北大学、山形大学との共同研究によってスーツの空気通気量が空力特性に及ぼす影響を明らかにし、スーツに反映させることで競技における飛距離を伸ばすことを目的としています。
2024.7.21 鈴木湧人君 受賞
鈴木湧人君(博士前期課程)が,ベストプレゼンテーション賞を受賞しました。