本文へスキップ

宇都宮大学
流体工学研究室
 

研究紹介RESERCH

ダイナミックリフト

1.研究背景 

 マルハナバチは空を自由自在に飛んでいます.しかし,翅に働く流体力を準定常解析により求めると実際の揚力には達せず,飛行不可能という結果になってしまいます.

 イルカは水中をとても速く泳ぐことが出来ます.しかし,イルカが泳ぐのに必要な動力を計算により求めると実際の推進速度には達せず,あんなに速く泳ぐことはできません(グレイのパラドックス).



 これらの飛行,推進メカニズムには定常時に働く流体力のほかに非定常時に働く非定常流体力(ダイナミックリフト)が大きな役割を果たしていると考えられます.これまでの研究結果から,翼背面に付着する前縁からの剥離渦の挙動が翼の高揚力化に影響していることが明らかになっています.ただし,これらの多くは二次元翼模型を用いた場合の結果であるため,三次元翼模型に関する研究は十分とはいえません.

 そこで本研究では,
三次元翼に働く非定常流体力と渦構造を明らかにします.

2.ダイナミックリフトの応用例

 人の出入りが困難な地震や津波等の被災地の調査を行うことの出来る超小型無人機であるMAV(Micro Air Vehicle)の開発などで注目されています.


宇都宮大学 流体工学研究室

〒321-8585
栃木県宇都宮市陽東7-1-2